2007年11月のお勧め禅語
和敬静寂(わけいせいじゃく)
「和やかに相手を敬って認め合えば、清らかで迷いのない
純粋透明な境地に到ることができる。」 (千利休『茶祖伝』序文より)
茶道の祖、村田珠光が禅の心で茶をたてるすべを説いた時に用いた言葉といわれています。
人はそれぞれ違った個性を持っています。考え方の尺度も違います。人と関わるということは、どちらかが、自分を押さえて合わすということではありません。とかく強い性格の人におとなしい人が合わせてしまいがちですが、それでは本当の付き合いとはいえません。長く続けることも、お互いを高め合うこともできないでしょう。
人は同じでなければ、仲の良い付き合いができないということではないのです。料理においてもしかり、それぞれの素材の持つ本来の味が引き立ってこそ舌をうならせます。
お互いを否定するのではなく、認め合う心、敬う心が大事なのです。そこから「和」が生まれます。そして、同じでないからこそ、何倍にも広がる可能性が見えてくるでしょう。
世界には、いろいろな人種、宗教があります。お互いの持つ良さを認め合い手をとり合えば無駄な争いをせず、未来に向けて素晴らしい展開ができるはずなのに…。
まずは、個々から…始めましょう!
違いを感じる人こそ自分の心の引き出しを豊かにしてくれます。相手を敬い晴れ晴れとした気持ちの良い人間関係を築いていきましょう!
今月の門前伝言板の言葉 「悪口 ねたみ 恨み この三つを止めるだけで 運がひらける」 とともに、肝に命じて自分を磨いていきたいものです。
(*参考文献:ホットする禅語70webそうだ坊主になろう~ヒロ伊藤流仏弟子修行)
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